ミニマリストになったきっかけは「物は幸せを遠ざける」ことを知ったから
ボクの最終学歴は高卒。18歳から会社員として仕事をしています。
当時勤めていた会社は18歳の割には給料が高く、休日は毎週のようにショッピングでした。
ある時、狂ったように物を買い続けてる自分に「このままでいいのかなー?」「 これが本当の幸せなのか?」
って自分に問うようになっていました。
幸せってなんだろうってちょうど考えていた時期だったからたまたま重なったんだと思います。
物はボクを少しの間だけ満たす
ボクは物に操られていました。
新しい物が発売されれば欲しくなり、服は毎週のように買いに行き、なにかを買わずにはいられないようになっていました。
服でもなんでもそうだけど、買った時ってめちゃくちゃ嬉しいしすげぇテンション上がる。
最新の物を持っていれば「おれ、これ持ってんだ」って自慢になるし、流行りの服を持っていれば「おれの持ってる服、なかなかイケてるべ」ってなる。
たくさんの物を持つことで自己満になるし、人にも自慢ができる。そんな喜びから物をたくさん買っていました。
物の消費というループから抜け出せなくなっていた
そんな生活を繰り返してきたボクは…
いつの間にか最新の物は古くなり置きっ放し。
流行りの服は丸めてその辺に放置。
車は中古車を4台乗り換え。
古くなった物を横目にさらに最新で、欲しい物を求めていました。
でも薄っすらだけど、物を買って嬉しいのは最初だけだなってことは気づいてました。
物を持つことでたくさん仕事をして時間が消費されていた
物の消費というループから抜け出せないと時間がどんどんなくなる。
家を買う、車を買う、家電を買う、服を買う、
とにかく欲しい物は買う。
そんな感じだったので買った物の支払いのために仕事ばっかになる。有給とって掛け持ちをしてバイトしたりもしていました。
とにかく働いて、働いて、働いて。狂ったように働いて。笑
自分の時間なんてなくなっていました。
物は人を幸せにしない。ウルグアイの元大統領、ホセ・ムヒカの哲学
物ばっかり買っていたボクに影響を与えたのがこのホセ・ムヒカ元ウルグアイ大統領。
この動画の中でボクの大好きなところを抜粋しておきます。
幸せとは物を買うことと勘違いしているからだよ。
幸せは人間のように命あるものからしか貰えないんだ。
物は幸せにしてくれない。幸せにしてくれるのは生き物なんだ。
私はシンプルなんだよ。
無駄遣いをしたり、いろんな物を買い込むのは好きじゃないんだ。その方が時間が残ると思うから。
もっと自由だからだよ。なぜ自由か?
あまり消費しないことで大量に購入した物の支払いに追われ必死に仕事をする必要がないからさ。
根本的な問題は君が何かを買うときお金で買っているわけではないということさ。
そのお金を得るために使った時間で買っているんだよ。
請求書やクレジットカードなどを支払うために働く必要があるのならそれは自由ではないんだ。
この人を初めてテレビで見たときのことは今でも忘れられない。それぐらいボクに強烈な言葉ばっかりでした。
物は「お金で買っている」のではなく、「時間で買っている」という認識なんてなかった。
物はお金で買うもの。こんなのは当たり前のこと。
だから「お金を得るために使った時間で物を買っている」という考え方は全くなかった。
でも、そうなんだよね。
1時間に1000円稼ぐ人が5万円の物を買うときは50時間という自分の時間と労力で買っているんだよね。
最近、5万円でビデオカメラ買ったんですけどこいつは自分が1時間に1000円を稼ぐとすれば50時間という時間と労力で買ったということ。
たかが5万って思ってたけど50時間働いて買ったと思うと大切にしようと思う。
人生で一番大事なのはお金より時間だって改めて思う。
物を買った時の幸福感は最初だけで長続きしません。
そんな勘違いの幸せを求めて常に物を買うためのお金を稼ぐ。この世で一番たいせつな時間を使って。これが今までのボクです。
でも本当の幸せな時って
自分のやりたい事をやってる時
朝、二度寝した時
思い出し笑いした時
子供の寝顔を見てる時とか。
まぁこれは人それぞれだろうけど…
とにかく時間にゆとりがあるから幸せを感じることも味わうこともできるんだと思います。
ボクが幸せになるには物を買い続けれることではなく、ゆとりのある自由な時間を得ること。
だからボクはミニマリストとして生きていこうと決意しました。
あなたも、このホセ・ムヒカ氏からなにかを学ぶことができると思います。
じゃあまた、、