下手な伝え方は余計な揉めごとになる
先日、皿洗いのやり方が妻の思った通りじゃなかったのでダメだしをもらった。
「だから、なんでそうやってやるの!」
かなりの怒り口調で目も血走っていた。
ボクも負けじと「俺には俺のやり方があんだよ、任せたなら黙ってみてろ」と言った。
いくら夫婦だからといって自分のこだわりを相手に求めるのはおかしい。
ボクにはボクのやり方があるし、任せたなら口に出さないでほしい。これがボクの主張だ。
ボクはあまり人に自分のこだわりを求めたりはしない。(これは性格的にそうかも)
だからどうして人のこだわり通りにやらなきゃいけないのかがどうしても理解できなかった。
結局、喧嘩になってしまいそこから一切口を聞かなくなった。子供の前で喧嘩してしまったことが一番後悔している。
全ては言い方、言われ方で決まる
喧嘩したのは夜の7時ぐらいだ。そこから口も聞かずに寝た。
次の日の朝、仕事に行く前もお互いムスッとしていた。あまり会話もせずに玄関を出た。
通勤の自転車を乗りながら昨日のことをずっと考えていた。
自分のこだわりは相手に求めてはいけない。ただそれが妻なり子供なり自分の家族の誰かのこだわりなら家族の一員として理解してあげた方がいいのか。
あの時、理解してあげれなかったボクはまだまだ子供なのか。
そんなことをずーっと考えていた。
妻とボクはもともとは知らない人同士だし育ちも違う。
掃除をどこから手をつけるのか、洗濯物はどれをハンガーにかけるのか、食べる時はなにから食べるのか、まったく違う。
それを強制的に「私はこうだからこうして!」とか「ボクはこうだからこうして!」とかはおかしい。もしそれが正論を言ってるとしても。
相手が自分のやり方を押し付けてくるなら俺には俺のやり方があると思ってしまうのは当然だ。なにも間違っていないと思う。
ただ、何か胃らへんがモヤモヤがする。それはきっとボクが妻を理解しようとしなかったからだ。
最初から自分のこだわりをボクに押し付けた時点で、「そんなの自分のこだわりだろ」ってイラッとしてしまった。
それがすごく引っかかっていて「まだまだボクは子供だなー!」と思っている。
でもいつもなら「こうして」って言われたら「ハイよー」って答える。なのになんでそれができなかったのか。
それは妻の表情と口調だ。
「だから、なんでそうやってやるの!」って言われた時、妻は怒った顔をしていたしキレ口調だった。だからボクはすぐ応戦した。
もしこれが普通の表情で「こうやってよ。よろしくー」と言われたらボクはいつも通り「ハイよー」って答えていたと思う。
ここまでの喧嘩になったのはこだわりがどうこうじゃない。全ては言い方、伝え方だ。
家族内でもどう伝えるかは大切
いくら夫婦だからといってこだわりは求めない方がいいという意見もある。
でもこうしたい、あーしたいという思いは積極的に伝えるべきだ。
その変わり、こうしたいという思いがあるなら、相手で理解するまで優しい表情と口調で伝えること。伝え方で受け取り方は違うからだ。
ボクの結論は家族の誰かのこだわりは家族の一員として理解するべき…だ。
もちろんこだわり同士がぶつかったら話し合わないといけない。 ただ大事なのは伝え方だ。
伝え方で受け取り方は変わる。