ぷっとろぐ

会社員の備忘録。

ボクはある日パニック障害になった。だからこの経験をブログに書くよ

 

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どうもー!かずやです。

かずやって誰だよ!!って方はこちら。

 

 

www.fujisakikazuya.com

 

パニック障害も完治に向かい、やっと穴から抜け出すことができました。

「やっとか!」正直にそんな思いです。 

でも、じゃあパニック障害も終わりね、ちゃんちゃん!ってことにもしたくない。

っていうのもネットの情報の中でリアルなパニック障害のことがあまり書かれていない。パニック障害になったことのない人がパニック障害について書いていたりしてちょっと不信感もあった。

ボクの「ぷっとろぐ」というブログは名前も顔も公表してる。

だからここでボクが経験したパニック障害のリアルを書いていきたいと思います。

 

一回目のパニック障害を発症したのは中2の冬!

 

ボクの初めてのパニック障害は中学生の時。

今28歳だから14年ぐらい前です。

ちなみにボクがどんな中学生だったかっていうと活発でどんなタイプの人でも喋りかけられるオールラウンダーでした。

中学生の時は小学校から始めたサッカーに明け暮れる毎日で、勉強よりサッカーのことしか考えてなかった。 

まぁそんな感じ!笑、とにかく元気で明るい子でした。

 

今でも覚えているけど、初のパニック障害を起こしたのは日曜日の夕方だった。

サッカーの試合から帰ってきてお風呂入ってテレビを見てる時だった。

ソファで横になってたら突然テレビがブレて見えた。「あれっ」て目をしかめてもまだテレビがブレてる。

そしたら今度は空気が薄く感じてきて、

「やべぇっ!息できない」ってなった。

それと同時に動悸も激しくなってきた。

ボクの様子がおかしいのに気付いた姉ちゃんが

すぐに救急病院に連れてってくれた。

 

救急病院に着いた瞬間に症状がおさまる

 

病院に着いて受付を姉ちゃんに済ましてもらってる間にボクの症状は落ち着いた。 

先生には「いきなり呼吸ができなくなって、心臓がバクバクした。でも今は落ち着きました」とだけと伝えました。

行った病院が救急だったから、町の大きな病院に紹介状を書いてもらい、次の日に学校を休んで行きました。心電図をとってもらい、後日検査結果を聞きに行きました。

まだ当時は中二だったから先生は詳しい診断結果をボクには伝えず、「自律神経の乱れからパニックになったんでしょう!薬をしっかり飲んで、しっかりご飯食べて、しっかり寝ること」とだけ伝えました。ボクに余計な心配をかけないようにそれしか言わなかったんだなーと今となっては思います。

軽いパニック障害だったのか1年間ぐらいで症状は治りました。

 

社会人になりパニック障害を再発症

 

中2で起きたパニック障害から約10年後の23歳の時、またパニック障害になりました。

今思えば、その時は予兆がありました。

発症する1ヶ月前くらいから頭の血の気が引くような感じがほぼ毎日あって、自転車漕いでたら動悸がしたり。あとコーヒーが大好きだったのに飲み終わって少したつとめまいと吐き気がしていました。

その時は寝不足もあったので疲れてんだな程度にしか思っていませんでした。

でもついにきてしまいました。

 

仕事中に発作をおこして先輩に病院に連れて行ってもらう

 

その時は仕事中でした。

ボクは運転手で先輩たちを車に乗せて外回りをしてました。

運転中にいきなり心臓がドクっと強い脈を打ちました。それと同時にめまいもするようになってきて近くのコンビニに寄って先輩に「ちょっと具合が悪いので運転かわって下さい」とお願いして後ろの席に乗りました。

後ろ席にうつっても軽く動悸とめまいがしていて、「ヤバイなー」って思ってました。

でも本当にひどくなってきたらその辺で車を止めてもらおうと思ってました。

車は高速道路を乗り、「ヤバイ、ここだと止まれない」と思ったら動悸が強くなってきました。早く進んで高速降りろってずっと思ってました。でも都会だから交通量も多く、高速が渋滞し始めてしまいました。

その時、空気が薄いと感じてきて「ヤバイ、息が吸えない」ってなって過呼吸になり、めまい、強い動悸、お腹がしめつけられるといったのが一気に押し寄せてきて、倒れこみました。

 

先輩たちはボクを心配し、「すぐ病院に連れてってやるから大丈夫だ!」と背中をさすってくれてくれました。

外回りで発症したので、どこの病院かとか全く覚えがありません。

着いたらすぐに先輩に担ぎ込まれて救急室に入りました。そこから先は覚えがありません。

覚えてるのはまた病院の紹介状をもらったことぐらい。

どれくらい時間が経ったかわからないですけど、症状も落ち着いて先輩に家まで送ってもらいました。

 

地元の病院であらゆる検査をする

 

ぶっ倒れた次の日に紹介状を持って地元の大きい病院に行きました。肺の検査をしたり血液検査をしたり循環器内科で心電図、心臓のエコー検査をしました。心房細動の可能性があると言われ、カテーテル検査もしました。 

体のほぼ全部検査しても異常はなし。正常の数値内でした。

検査中、何回もパニック発作が出ました。

1日で全部の検査をしてくれないので週に1回予約をして検査に通う毎日。

先生も原因がわからないなーって感じだったのでボクはすごい不安でした。

 

毎日のように過呼吸と動悸、めまいにやられて、会社を休職

 

今回は中2の時のパニック障害とはわけが違いました。

検査の病院に行こうと家の玄関を開けた途端に動悸。30分くらいしておさまって、車に乗って出発しようとしたら呼吸がしずらくなってまた動悸と過呼吸がすごくなる。

病院にすら行けなくなった…

もう、わけがわからなかった…

バスに乗ろうとしてもダメ、タクシーもダメ、電車もダメ、乗り物に乗ることもダメになってしまいました。

人前にたつのも怖くなっていました。

常に頭の中は「発作が起きたらどうしよう」ってなってました。

ただ、救いだったのが歩いてならギリギリ行けることでした。だから1時間ぐらいかけて歩いて病院に通いました。

会社には病院に行く度に報告をしていて、自分の現在の状態をすべて話していました。

ボクは素直に、「今の状態だと仕事することができません」と伝え、休職させてもらうことにしました。

 

初めての心療内科。優しいおじいちゃん先生だった

 

大きい病院に行っても検査結果は問題なしと言われ、でも毎日のように起こるパニック発作。

もうどうしていいかわからなくなりました。

病院に行っても問題なし。なのに、毎日めまいも動悸も過呼吸にもなる。

だんだん夜まで眠れなくなっていました。

「もう、俺、終わったな…」 

初めて体験した絶望感でした。そしてそんな自分を責めてうつ状態にもなりました。

ゆいつの救いは毎日会いにきてくれた今の妻でもあり当時の彼女です。本当に介護状態な自分を支えてくれました。

毎日夜11時ぐらいまで仕事して、疲れてんのに電車でボクの家にきてくれたり、症状が辛い日はずっとそばにいてくれたり、病院に歩いて付き添ってくれたり。

だからボクは本気で「これ、治そう!!」と思いました。だからネットでたくさん調べました。

そこで初めて、自分はパニック障害という病気なのかもしれないことを知りました。

ボクは心療内科というのが存在することすらも知らなかったのですが、パニック障害は心療内科らしいので近くの病院を調べて歩いて行ってみることにしました。

 

パニック障害と診断され、少し安心した。でもここからがめちゃくちゃ長い戦いになった。

 

初めての心療内科。めちゃくちゃ緊張しました。緊張したせいでまたその病院でパニック発作を起こしました。

でも何十回もここまでパニック発作を経験して自分なりの対処法をみつけ、30分もしない内におさまることもわかっていたので、なんとか耐えられました。

 

病室に入り、今までの経緯を全部話しました。

ネットで調べる限りはパニック障害だろうと思ってはいたのですが、あえて先生には聞かず、診断を待ちました。

でも先生の診断はボクが調べた通りでした。

そして、抗不安薬の薬を出してくれました。

薬も合う、合わないがあるらしいのでおかしいなと思ったらすぐに病院に来るか、最低でも週に一度は通うようにと言っていました。

ボクはパニック障害と診断され、薬も出してもらって、「これで治る!」と安心しました。

でも今思えば、パニック障害と診断されてからのあの日が長い戦いの本当のスタートでした。

 

克服した経験談が一番の治療法

 

これがボクのパニック障害の始まりです。

今ではすっかり良くなりましたが、当時は本当に人生終わったと思いました。

またあの発作が起きるんじゃないかって毎日不安と共に生きてきました。

でもボクがこうやってブログを書いているのもパニック障害を克服したからです。

今は悲観的になっちゃうだろうけど、死ぬ病気じゃないし必ず良くなります。

良くなるためにはやっぱり同じ経験をした人から話を聞いて実践していくのが一番だと思います。

ネットで自分を隠して発信してる人はどうも説得力がなかったし、心療内科の先生だってパニック障害を経験したことないからわかるはずない。ボクはそう思いました。

だからパニック障害についてこのブログで発信していきます。 

 

よろしくお願いしますね(*^o^*) 

じゃあまたねー。