ぷっとろぐ

会社員の備忘録。

【注意】ミニマリストは断捨離依存症ではない。

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テレビで新型依存症が紹介されていたのですがその中に断捨離依存症がありました。

こんな事がテレビで紹介されれば「ミニマリスト?そんなのただの断捨離依存症だろ」ってことになりかねない。

 

ミニマリストを断捨離依存症だと思ってる人」「自分はミニマリストだけどただの断捨離依存なのかと疑ってしまう人」に向けて、今回は書いていきたいと思います。

 

本物のミニマリストは断捨離依存症なんかじゃない

 

はっきりいってミニマリストは断捨離依存症ではありません。そもそも断捨離依存症とミニマリストはまったく違います。

断捨離依存の人は物を捨てることに快感を覚えます。

しかしミニマリストはしっかりとした生きる目的があるから断捨離をします。

捨てるという行為自体に満足しているのではありません。

 

ミニマリストが物を捨てるのはあくまでも手段。

 

ミニマリストが物を捨てるのはしっかりとした目的があるからです。その目的というのは人それぞれ。ですが結局行きつくのはどういう風に自分が生きたいか。

「物を減らし、増えた時間で読書をしたい」

「物を減らし、掃除が簡単に終わるようにしたい」

「物を減らし、身軽に生きていきたい」

人それぞれこう生きたい、こうなりたい、こうしたいという目的があります。

その目的を果たすために断捨離をしているんです。だから物を捨てるのはあくまでも手段ということ。

捨てた先に何もないなら捨ててもしょうがないと思います。 

 

ギリシャの哲学者ディオゲネスも手段として断捨離をしていた

 

ディオゲネスは 「かの金持ちは財産を所有するにあらず、奴の財産が奴を所有するなり」という言葉を残した古代ギリシャの哲学者です。

 

財産を所有すれば財産に所有される。言い換えれば物を所有すれば物に所有されるということ。

 

ディオゲネスは最終的に布1枚を身にまとっただけで徹底的に断捨離をしたことで有名です。

じゃあ、ディオゲネスは今でいう断捨離依存症だったのでしょうか?

自分が物に所有されて自由じゃなくなるからイヤだから手段として断捨離をしたんだと思います。

 

ミニマリストは目的と手段をしっかりもっている

 

 例えば、痩せることを目的に頑張る人がいますけど、ダイエットって手段であって目的ではないですよね。痩せることが目的ではなく痩せた状態の自分でなにをするかが目的なんです。
痩せて好きな人に告白する(目的)からダイエットをする(手段)なのです。

 

ボクだって捨てることで時間が得られ、得られた時間でブログを書く、筋トレをする、子供との時間を増やす、こういった目的があるから断捨離を手段として選び実行しているのです。

多くのミニマリストもきっと、それぞれの目的があるからこそ断捨離という手段を選んでいると思います。

 

目的がしっかりしているのであれば依存症ではない

 

断捨離をする目的がしっかりしているのであれば断捨離依存症なんかではありません。

例えば、目的もなく酒に飲まれていたらアルコール依存症かもしれないですけど、酒を飲む目的がしっかりあるなら、いくら飲もうがアルコール依存症なんかじゃありません。

スマホ依存症とかだって一緒です。

目的が自分の「こう生きたい」っていうしっかりした道になっているなら、いくらそれをやろうが依存症なんかじゃないんです。

まずは目的を。目的を果たすために断捨離が手段として有効なら徹底的にモノと距離を置きましょう。