ぷっとろぐ

会社員の備忘録。

尊敬できない先輩に怒られるから人はより成長できる

尊敬できる人から怒られたら、ボクはなにも変わらなかった!

尊敬できない人から怒られたからこそ、ボクは前に進めた。

今となっては本当にそう思う。

 

ボクは尊敬できない先輩に怒られた

 

ある日、ボクは先輩にお叱りを受けた。

「お前のそういうところがいけない」

最初はアドバイスだったけど喋っててイライラしてきたのか突然ヒートアップしていた。

ボクもまったく腑に落ちなかったけどとりあえず「はい、すみません気をつけます! 」と謝った。

 

ボクはこの先輩に対して最初から不信感をもっていた。先輩としてまったく尊敬できない。

そんな先輩からお前のそういうところがいけないって言われて本気で腹が立った。

「お前が人に対してどうこう言えるタマか!?」

ボクはお叱りを受けた瞬間、正直にそう頭の中で思った。

すみません、気をつけますと謝ったが、ボクの怒りは頂点に達して「そういうところってもうちょっと具体的に言ってもらっていいですか」と言い返した。

本当はそんな事を先輩に聞かなくても自分でわかっていた。でも何か少しでも言い返したくて思わず口から出ていた。

 

先輩も「そうやって聞き返してくるところもだよ」と言ってきた。

これ以上、ボクが言い返したらケンカになる。

そう思ったから「わかりました!」とだけ言った。

 

お叱りを受けてからはずーっと悶々していた。

「お前のそういうところがいけない」と言われた時の先輩の目つき、態度、口調がずーっと頭の中に残った。

ずーっと落ち着け、落ち着けって自分に言い聞かせた。

2、3時間してようやく落ち着いてきた。

イライラしててもダメだ。真摯に受け止めなければいけない。

ボクはボクなりに考えて行動した。でもそういうところがいけないと先輩が言うならそれは正すべきだ。

具体策も考えた。どうすればこの先輩を納得させられるのかと。

前向きに考えることができて、そうか、怒られてカッとしたけど時間が経てば落ち着いて良い方向に考えられるんだな。そう思った。

 

その日、お家に帰り、1歳半の息子といつも通りお風呂に入って、のぼせちゃいけないから先に出してあげて一人で湯船に浸かっていた。

ふっと今日のお前のそういうところがいけないと言われた事を思い出した。顔の表情と口調も同時に。

思い出したらまたカーっとしてきてお風呂のお湯を叩いた。顔が濡れたけど何度も叩いた。

やべぇまた思い出した。真摯に受け止めなければダメだ。先輩はボクを思って言ってくれたんだ!そうやって何度も自分に言い聞かせた。

 

お風呂を出てからは息子とたくさん遊んだり、妻とお話をした。

いい時間になったから子供を寝かしつけて、ボクも自然と寝ていた。 

 

自分としっかり向き合って見つめ直す

 

最近は5時ごろには外が明るくなりだすから、その影響からか5時ごろに起きた。

さぁー仕事かーって布団からはい上がろうとした時にまた、昨日の先輩のことがいきなり頭をよぎった。

また思い出してしまった。1日の始まりだっていうのに最悪な気分になった。やっぱり納得できない。

 

何度も何度も思い出すということはなにかが引っかかってんだろうなって思った。

だからもう一度考えなおしてみた。

お前のそういうところがいけない。確かに先輩がそう感じたそうかもしれないけど、あくまでもそれは先輩の意見だ。

ボクは違う意図があったしめちゃくちゃ考えた上でそういう行動をしてる訳だから自信もあった。

それを否定されたんだからカッとなるのはしょうがない。でも先輩もボクに対してそういうところはダメだって思うのもしょうがない。人間だから。

正直にボクのイライラがおさまらない理由は自分が尊敬できない奴にお叱りを受けたことだ。

怒られた瞬間にボクは「お前がそんなこと言えるタマか」と思ってしまったのも先輩が尊敬できない奴だからだ。

そんな奴に否定されたことが気に食わないしイライラする。

マジでストレスだわって一人で口に出してた。

 

自分に正直になってハッキリみえた

 

尊敬もできない人間に何言われようと「なんでこいつに言われなきゃなんねーの」と思ってしまう。本気でストレスを感じる。

でもこのストレスってエネルギーに変わるなって思った。

もしこれが仮に、尊敬していた人だったらどうだろうか。

「先輩がそういうならそれが正しい。叱ってくれてありがとうございます」って瞬時に頭によぎったと思う。

でもそれだとダメなんだと思う。

尊敬できない奴にボクは否定されてめちゃくちゃイライラした。次の日の朝起きた瞬間に思い出すぐらいムカついた。

「いくら先輩だろうがこいつには言われたくない。絶対にこいつには負けたくない」心の底からそう思った。

もしお叱りを受けたのがめちゃくちゃ尊敬できる人だったらこいつに絶対負けたくないって目が血走るぐらいに思えなかった。

尊敬してない奴に否定されたからこそ、闘争心がめちゃくちゃ湧いた。

そこからボクは絶対に先輩に負けたくないし、すげぇって認めさせてやろうと行動にうつした。

最近、憂鬱な日々だったけどこの一件で前のめりで積極的な自分になった。こんな自分がけっこう好きだ。